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ラジアルアウトフロータービンによる
EXERGY ORC(有機ランキンサイクル)発電
EXERGYは、有機ランキンサイクル(ORC)の開発、エンジニアリング及び製造会社であり、革新的で先駆的なラジアルアウトフロータービンを提供しています。
ORCシステムは、バイオマス、太陽熱、地熱、産業排熱回収などの再生可能エネルギー源からそれぞれの熱を電力へ変換します。これらの再生可能エネルギーからの電力は、EXERGYにより従来のランキンサイクルよりも高い効率と柔軟性のある現場適応性を発揮し、多様な条件の下で発電する事が出来ます。
EXERGYはイタリアのSECI ENERGIA Holdingに所属するグループMACCAFERRI INDUSTRIAL GROUPに属する製造会社です。MACCAFERRI
INDUSTRIAL GROUP の年間売上高は1.2億ユーロ(約156億円)で、世界中の5,200人の従業員を抱えています。
地熱におけるラジアルアウトフロータービンによるORC発電
地熱資源は、最も安全で安定した再生可能エネルギーです。特に、地熱の直接利用は、2010年以降、現在世界中で82カ国に70,330MWthの普及率を達成し、45%の大幅な成長を達成しています。
環境に優しい再生可能エネルギーの新しい供給源に対する世界的な需要は、中低温の地熱源から電力を創り出すための有望な市場を作り出しました。有機作動流体を用いたバイナリーサイクルは、これらの場合に最適な発電方式であることが既に証明されています。EXERGYは、革新的かつ先駆的なROT(ラジアルアウトフロータービン)技術を使用して、最も効率的なORC(有機ランキンサイクル)地熱バイナリ発電所を開発、設計、製造しています。現在までに約400MWeの地熱発電実績を持つEXERGY社は、今日世界で2番目に大きいバイナリー発電メーカーです。因みに日本は地熱利用では世界でアメリカとインドネシアに続く3番目の潜在的な地熱エネルギー利用の可能性を持つと言われており、EXERGY社にとって有望な市場として期待しています。
中小型のバイオマス発電には高効率・高採算性の EXERGY ORC
小型のバイオマスプラントでは、高効率、取り扱いの利便性、および燃料供給に比例する発電能力のため、ORCは理想的な選択肢です。 さらに、従来のバイオマス発電用途の蒸気タービンを排除することにより、多くの維持および運用上の利点がもたらされます。
バイオマスからの発電のためのEXERGYの解決方法は、バイオマスボイラーと結合したラジアルアウトフロータービンを利用するORCシステムです。
ORCシステムは、熱エネルギーを電力と熱エネルギーに変換するために使用し、排出された熱エネルギーは、次のようなコージェネレーション目的に利用できます。
・ 工業プロセス用のコージェネレーション ・ 地区または住宅の暖房 ・ トリジェネレーション(空調のための冬季暖房と夏季冷房) ORC発電システムで「燃料」として利用することができるボイラー用のバイオマスは、例えば木質チップ、木材産業廃棄雑木材、オリーブ廃棄物、PKSその他の二次木質廃棄物を含みます。
EXERGYの優位性
ORC(ラジアルアウトフロータービン)技術に基づき、EXERGYは下記の優位性を提供
・単一のタービンディスクに複数段を設けて、単一のディスク上に複数の吸気口を配置可能
・優れた効率(軸流タービンに比べ最大6%の効率向上)
・高エンタルピー熱源の利用率改善(最大8段タービン)
・単一のタービンディスクを備えた非常に費用効果の高い複圧プラント。革新的なラジアルアウトフロータービン設計により、単一のエキスパンダーで2つの圧力レベルを提供でき、競合他社より最大20%の出力増を提供
・単一のタービンディスクによるメンテナンス低減と低振動
・作動流体の抜き取らず機械を迅速に取り外しできるためメンテナンスが非常に容易(所要時間約4時間)
・流量、温度、成分の観点から地熱流体条件の変化により多くの段数を有することで極限の柔軟性を実現
・約90°Cの低温熱源にも適合
適用先
・低/中エンタルピー用途
・小型蒸気アプリケーション
・混合蒸気およびブライン(熱媒体)によるコンバインドサイクルへの適用(フラッシュおよびバイナリ)
・標準的な100kWパッケージから最大50MWの注文プラント設計まで提供可能
・地熱坑口発電